熱海の水源の一つ「柿田川湧水」
更新日:2021年1月9日
こんにちは。Irodoriです。熱海市の上水道水源のうち静岡県営駿豆水道は、富士山の湧き水で有名な「柿田川湧水」が水源です。静岡県駿東郡清水町にある「柿田川公園」内では透明度の高いきれいな湧き水を目にすることができます。

富士山の雪解け水
柿田川は駿東郡清水町を流れる一級河川です。富士山周辺に降った雨や雪解け水が約10,000年前の富士山の噴火により流出した溶岩(三島溶岩流)の中を通り、溶岩流の南端である清水町にて湧出した地下水が川を形成しています。柿田川はほぼ全域が国の天然記念物と認定され、環境省が指定した「日本の名水100選」に選ばれています。

豊富な水量と清らかな川
柿田川は一日に約100万トンの水量が湧出しており、その豊かな水量を利用した水道施設が整備され、熱海市をはじめ沼津市や函南町など(静岡県東部3市2町)に給水されています。
柿田川に湧出する富士山の雪解け水は約26~28年の年月を経て湧き出ると言われています。
(出典:国指定天然記念物 柿田川公園リーフレット 駿東郡清水町役場発行・柿田川自然観察マップ 柿田川自然保護の会発行)

柿田川公園内の湧水群を見学
柿田川公園内は遊歩道や展望台が整備され、柿田川の湧水群を見ることができます。透明度が高い川のため、地下水がほわほわと湧き出る様子がはっきりと見えます。

柿田川の最上流部の始点
第1展望台からは柿田川の最上流部の始点を確認することでき、ここから柿田川が始まります。

水の透明度が高く清らかで、穏やかに流れています。
