こんにちは。Irodoriです。梅雨真っ只中を迎えています。四季の中で必要な季節とわかっていても、雨が続く日々は鬱陶しいですね。留守がちなリゾートマンションでの湿気・臭い対策についてご紹介します。
ジメっとした空気と臭い
別荘やセカンドハウス的な用途が多いリゾートマンション。久しぶりに訪れたマンションのお部屋に入ると、ジメっとした空気や臭いが気になることがありませんか?
気密性が高いマンションでは締め切った状態ですと空気の流れがなく、湿気や臭いが滞ります。特に湿気が溜まりやすい廊下側のお部屋は、よく見ると建具や床に白いカビが生えていたりすることが・・・。
また、眺望の良い傾斜地に建つマンションの場合、玄関廊下側や寝室側が傾斜に面していて、半地下のような風が通らない条件であることが少なくありません。
そこで、留守がちなマンションで湿気や臭いの対策として、すぐにできる留守時の3つのことをご紹介します。
1.換気扇・24時間換気の常時運転
空気の流れをつくる=換気をすることで湿度を下げることができます。
換気扇や24時間換気設備を常時運転させておくと空気が循環します。換気扇は、洗面室や浴室だけでも稼動させておくと空気が流れます。
換気扇の機能のために、フィルターは定期的に清掃することをお勧めします。
内壁に設置されている通気口(吸気口)を開けて空気の流れを作ります。
2.各部屋のドアや収納の扉を開放しておく
各部屋のドア、押入や収納の扉を開放しておきます。マンションの多くはドアの下から空気が流れるように設計されていますが、ドアは開放しておくと湿気が溜まりにくくなります。特に寝具が収納されている押入やタオルなどリネン類の収納扉は開放しておきましょう。
3.排水口に水を流す
部屋に入った時のイヤな臭いがする原因の多くは、排水口から発生しています。排水トラップの水が乾いていることで下水の臭気が上がってきます。
共用部に温泉施設があるマンションの場合、お部屋の浴室はほぼ使用することがない物置状態や、普段洗濯をする機会が少ないことで、特に浴室や洗濯機置場の排水トラップの水が蒸発して乾いてしまうことがあります。
各水回りの排水口に水を流しておくとイヤな臭いを防ぐことができます。
定期的に利用し、窓を開放して風を入れることが理想的ですが、中々行くことが出来ず不在期間が長くなってしまうこともあると思います。
各排水口に水を流すこと、ドアを開け換気扇を運転させるなど、退室時のちょっとした対応でジメっとした湿気やイヤな臭いを防ぐことができます。(湿気を取り除けるものではありませんので、ご承知おきください)
不動産のご案内時や別荘管理時に、換気扇を運転させているお部屋に入ると空気感が違う様子がわかります。
立地が森の中にある、斜面に面しているなど、もっとしっかりと湿気対策を取りたい場合は、壁付けの除湿乾燥機や連続運転ができる除湿機の設置など、除湿設備を設置する方法がお勧めです。
リゾートマンションの所有は、思い立った時に気軽に利用できることが良い点だと思いますので、いつでも快適に過ごせるようにしておきたいですね。
リゾートマンションでの湿気・臭い対策、ご参考にしていただければ幸いです。
壁付けの除湿乾燥機と連続運転の除湿機などは、「別荘の湿気対策」でご紹介しています↓