こんにちは。Irodoriです。熱海周辺では梅や桜の花の便りが届き、早くも春の訪れを感じています。とは言いながらも、気温はまだ寒く、2月や3月は気温が氷点下であったり雪が降ることがあります。冬の時期に別荘で気をつけたいこと、水道管の凍結防止対策です。
冬の山の別荘では水抜きが大切です
冬の厳しい寒さの山の別荘では、気温が氷点下になると水道管に残った水が凍り、凍った水は体積が大きくなって膨張し、水道管を破裂させてしまうことがあります。また、水を使用する際に水道管の中で凍ってしまうと水が出なくなります。
建物内の水道管を凍結させないようにヒーター(凍結防止電熱線)で温める方法がありますが、冬の期間通電させておくには電気コストが掛かりますね。電気の使用も気になります。
そこで、冬の山の別荘では水道管の凍結防止対策として水抜きをします。
水抜きとは、建物内の水道管に残った水を抜くことを言います。水抜きの方法は、建物の外にある水道の元栓を閉め、通水状態をストップし、建物内の配管に残った水を水抜栓(不凍栓)から排水します。
冬の寒さが厳しい(氷点下が続く)場所での別荘には、水抜栓がついた水道設備が備わっていると思います。
ただ、この水抜き作業を留守にするたびに行うことを面倒に感じ、冬の山の別荘には行かないとしている方も多いのではないでしょうか。
水抜きを簡単にできる自動水抜き装置をご紹介します。
弊社で管理させていただいている別荘では、自動水抜き装置が設置されていて大変便利です!
自動水抜き装置「らいらっく」
電動式水抜栓開閉装置と言います。室内に設置されたスイッチで水抜栓の開閉を自動で行うので、栓を開けたり閉めたりすることなく、スイッチを押すだけでOKです。
電源を入れると現在の状態のランプが点灯します。
水道管や給湯器、温泉の配管が通水している状態だと緑色のランプが点きます。
通水から水抜きにする際には、「押」ボタンを押すと一つ一つランプが点滅し、水抜きをはじめます。
スイッチボタン1つで水抜きセット完了
水抜き状態になると点灯が赤いランプに変わります。
これで、水道、給湯器、温泉も水抜きOKです。あとは、室内の蛇口に残った水を排水します。
水抜き、開栓を室内でできるので、退室時も来荘時もスイッチ1つで便利です。冬の山の別荘に行っても水抜き作業が苦になりません。
こちらの別荘は外用の水栓にも水抜き用のレバー(四角いところ)を回すと水抜きできるようになっています。最後に水栓を開けて水を排水します。(閉栓を忘れずに!)
別荘は新築時はもとより、リフォームの際に便利な設備を設置すると、利用時や管理の手間を省け、別荘の利用頻度が上がります。行くことが面倒に感じる別荘はもったいない!
別荘では快適にストレスなく過ごしていただきたいので、別荘で採用されている便利な設備を引続きご紹介していきたいと思います♪